岩見沢と万字炭山を結んでいた国鉄万字線
岩見沢から万字炭山まで運行していた国鉄万字線
万字炭山や沿線の炭山で獲れた石炭を輸送する為の鉄道でしたが
炭鉱の相次ぐ閉鎖により輸送量も減ったことから廃線となりました
岩見沢市の炭鉄港に万字線が選ばれています
万字線の駅は、岩見沢・志文・上志文・朝日・美流渡・万字・万字炭山の7駅
そのうち岩見沢と志文は室蘭線の駅です
まず最初の上志文駅は萩の山スキー場の前にあります
かつては札幌からのスキー客を乗せた臨時列車もあったようですよ
駅舎が残る朝日駅
お次は朝日駅
ここは唯一駅としての駅舎が残っています
中には当時の展示物などもあります
すぐそばに万字線代替バスの停留所がありますが
ここだけ今も朝日駅前という名称になっています
万字線の中で唯一鉄道も保管してあります
炭鉄港のカードもここが使用されています
かなり草木に埋もれていますが駅裏にあった
朝日炭鉱の跡も辛うじてみることができるようです
美流渡駅跡
朝日の次の駅が美流渡です
ここは駅舎は無く駅名看板風の石碑のみです
万字線代替バスも現在は万字までの運行しておらず
美流渡から少し先の毛陽交流センターというところまでとなっています
資料館もある
美流渡地区には万字線の資料館があります
この資料館常時空いているわけではなく
入口に貼ってある電話番号に電話して開けてもらわないといけません
管理している住民の人がいればいつでも見られるようです
万字駅舎は簡易郵便局に
かつてバスの終点だった万字駅
駅舎は現在簡易郵便局として使用されています
万字へは毛陽交流センターから岩見沢市のバスが無料で運行していますが
1日2~3本と少ないです
ホームだけが残る万字炭山駅
そして終点の万字炭山駅
数年前までは駅舎を買い取って自宅にしていた人がいたそうですが
その方がいなくなり駅舎はなくなってしまいホームだけが辛うじて残っています
草が密集しているので気が付かないかもしれません
万字炭山は森林公園に
かつての万字炭山は森林公園として活用されています
森林公園内には炭鉱時代の遺構がいくつか残っています
公園入口付近には土砂で半分埋もれてしまったホッパーがみえます
森林公園の案内です
ズリ山は展望台として活用されていますが
炭鉱施設については全く説明がありません
山奥にあり人もほとんどいないためヒグマの高出没エリアです
訪れるときは鈴など持っていくとよいでしょう
アクセス |
[万字線] 【住所】北海道岩見沢市朝日町179 【アクセス】JR岩見沢駅から北海道中央バス毛陽交流センター行きに乗車し、朝日駅前で下車(1日7本) |
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