国道沿いにある判官館森林公園
判官館森林公園は新冠町内の国道235号線沿いにある広大な公園
かつて走っていた日高本線はこの公園の真下を走っており
判官館岬を突き抜けていく光景は絵になりました
国道沿いにありアクセスは容易ですが訪れる観光客はあまりいないちょっとマイナーなスポット
ですがこの公園なかなか侮れない所です
ひだか桜十景の一つ
判官館森林公園内の憩いの広場は
ひだか桜十景の一つにも数えられています
静内や浦河と比べるとちょっと小規模ですが
公園内には桜の木が何本か植えられていますよ
オオバナノエンレイソウの群落がある
とはいえ判官館森林公園のメインは桜ではなく
白く大きな花びらが特徴的なオオバナノエンレイソウ
公園内には多くのオオバナノエンレイソウが咲き乱れる群落があります
見頃は5月上旬から中旬にかけて
天候によっては桜と一緒に見られることもありますよ
湿原もある
公園内にはタコッペ湿原という小さな湿原もあります
タコッペという変わった名前ですが
これは湿原でよく見かける地面からニョキニョキと出ている谷地坊主のアイヌ語が由来です
沢山の谷地坊主
谷地坊主というのはヒラギシスゲという草が
長い間かかって大きな株になったものです
釧路湿原でも多く見かける植物ですが
タコッペ湿原は名前の由来にもなっているとおり
谷地坊主がたくさん見ることができる湿原です
湿生植物も多い
立派な木道が用意されているタコッペ湿原ですが
4月から5月にかけて水芭蕉やエゾノリュウキンカといった
湿原でよく見られる湿生植物が多く見られます
市街地に近い小さな湿原ながらそこそこの規模があるため見応えがありますよ
義経伝説の残る地
判官館森林公園の一番奥に判官館岬という展望台があります
この地は義経伝説の残る地で
衣川の戦いのあと漂流して新冠の海岸にたどり着き
見上げた断崖が衣川の断崖にそっくりだったようで
この岩山を自らの源九郎判官義経の名前にちなんで判官館と名付けたようですよ
国道沿いにありながらちょっとスルーされがちな判官館森林公園
5月に訪れると桜、オオバナノエンレイソウ、湿生植物と色々な花が楽しめ
義経伝説の残る岬からの太平洋の絶景を眺めるのにもお勧めの散策スポットですよ
ひだか桜十景 | |
神楽岡公園(日高町日高) | 富川自然公園(日高町門別) |
義経神社(平取町) | 判官館公園憩いの広場(新冠町) |
二十間道路(新ひだか町静内) | 歌笛神社(新ひだか町三石) |
優駿さくらロード(浦河町) | アポイ山麓(様似町) |
様似ダム公園(様似町) | 庶野さくら公園(えりも町) |
アクセス |
[判官館森林公園] 【住所】北海道新冠郡新冠町高江 【アクセス】JR鵡川駅から道南バス静内行きに乗車し新冠で下車(1日7本) |
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