有珠地区にある教会
2018年に北海道遺産に選定された有珠善光寺がある伊達市有珠地区
春の桜、秋の紅葉が綺麗な所で多くの参拝客が来ますが
そんな有珠地区の住宅街に昭和12年に建造された
石造りのバチラー夫婦記念教会堂があります
伊達市の登録有形文化財に指定
バチラー夫婦記念教会堂は伊達市の登録有形文化財に指定されています
元々は木造の教会だったようですが
昭和12年に夫婦の功績をたたえ
有珠山の噴石を用いた異国情緒あふれる洋風建築が完成しました
現在も現役の教会として地域の人の信仰の場となっています
4~10月の土曜日は内部見学も可能
原則として外観のみですが
4~10月の礼拝が行われる土曜日の9:00~16:00の間
一般の人も見学ができるようになっています
2階にはバチラー夫妻とその養女であるバチラー八重子ゆかりのものが展示されています
アイヌの父と呼ばれたバチラー夫婦
恐らくほとんどの人が知らないと思われるバチラー夫婦
宣教師として中国での布教活動を目指していたイギリス人のジョンバチラーは
中國の気候があわず病気となってしまいました
そこで療養のため英国の気候に似ている函館)を訪れアイヌ民族のことを知ったようです
アイヌの人たちへのキリスト教の伝道に努め
小樽から札幌・千歳の道央圏、苫小牧から浦河に至るまでの
胆振日高地域への伝道を行っていたようです
歌人として活躍もしたバチラー八重子
バチラー氏の養女となったバチラー八重子は
アイヌの豪族であった向井家に生まれましたが
幼少の頃に父が亡くなり、その後養子となったそうです
歌人としても活躍をしていたので
バチラー教会前には歌碑もあります
善光寺以外あまり訪れる人も少ない伊達市有珠地区ですが
歴史ある教会は近くには綺麗な海岸もあるので
ちょっとした寄り道に最適なスポットです
アクセス |
[バチラー夫婦記念教会堂] 【住所】北海道伊達市向有珠町119 【アクセス】JR有珠駅で下車徒歩11分 【観覧】4~10月の土曜日の9:00~16:00 |
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