2023年3月31日ラストラン
2023年3月31日に112年の歴史に幕を閉じた留萌本線留萌駅
かつてはニシン漁や炭鉱で栄えた留萌駅も
1987年に羽幌線の廃止
2016年に留萌~増毛間の廃止となり
かつてのターミナル駅もひっそりとした終着駅となっていました
かつては羽幌線ホームもあった
留萌本線はホームが二つある駅ですが
増毛行きが廃止となってからは折り返しだけで
2番線を使用することはありませんでした
かつての羽幌線乗り場は船場公園へと変わっています
増毛の文字が残っている
増毛行きが廃止となり使われなくなった電光掲示板
うっすらと増毛行きも残っていました
廃止直前の留萌本線のダイヤは1日7本
朝と夕方は2本の列車を使用していましたが日中は1本の列車がピストン運行
朝と夕方の行き違いは峠下駅で行っていました
立食い蕎麦も閉店
3月31日は平日の金曜日
金曜日なので比較的休みを取りやすい人も多かったのか
留萌駅には大勢の人がやってきていました
北海道内では数少ない立食い蕎麦もこの日が最後で大行列です
ただここでの開業が終わるだけで道の駅の方で引き続き営業するようです
各種メディアも取材
各種メディアも駆けつけていました
HTBの依田アナウンサー
この方”鉄”なことでも有名な方で
一日中ずーっと留萌本線沿線にいたんですが
絶対希望して中継に来たんでしょうね
沼田町と留萌市でセレモニーも開催
最終日なので留萌本線の石狩沼田、恵比島、留萌の各駅で式典が行われていました
振興局が違うことから留萌からの学生利用がほぼなかったため
沼田町ほど留萌本線の存続に力を入れていなかった留萌市
一応市長など市のお偉いさんが来てはいましたが
沼田町のように駅周辺で色々なイベントはしていませんでした
大きな混乱はなく運行
本数が削減され日中はピストン運行していた留萌本線
折り返しの時間もほとんどなかっため
乗降に時間がかかったため遅れは生じていましたが
平日ということもありあまり本州の鉄が少なかったため
罵声合戦になることもなく大きな混乱はなく運行していました
自作の横断幕も
自治体が作ったかのような立派な横断幕
恐らく個人で作ったのだと思われるのですが
かなり出来が良く留萌市のキャラクターと
一緒に撮影するシーンがありました
最終列車は20時20分
20時20分に最終列車は地元の吹奏楽団の演奏に合わせて出発です
夕方以降は2本体制となり留萌駅での折り返しも1時間以上あったので
最終列車は特に遅れることなく正常運行でした
平日の最終運行、列車も4両だったため車内も混雑することなく無事運行を終えました
幌糠と恵比島と石狩沼田でもお別れセレモニーがあったようです
21時11分に最終列車が到着
21時11分に深川からやってきた最終列車が留萌に到着しました
峠下ですれ違いを行っていたので
幌糠で下車して再び留萌へと返ってきた人も多かったようです
留萌から先の交通手段がないため深川行きほど乗客は多くなかったです
深川へ回送運行
かつては留萌で夜間滞留も行っていたようですが
最近は留萌到着後深川へと回送運行していました
なので真の留萌駅発車の最終列車は深川行きの回送列車です
無人で回送運転するくらいならば留萌から深川間ノンストップで
21時25分発で深川22時15分着ならば深川発の最終の特急にも間に合うのに
営業運転すると何かコストがかかるのでしょうか
まもなく閉鎖
全ての列車が終わり終了した留萌駅
まもなく閉鎖となるのでガランとしています
日高線の静内駅はバスターミナルとして残りましたが
留萌駅は老朽化しているため取り壊しとなるため駅舎は無くなります
駅跡は文化センターなどができる予定
22時で完全に閉鎖となり
留萌駅は施錠され中へ入れなくなりました
今後取り壊しが行われ駅跡は
文化センターや体育館などの複合施設をつくる予定だそうです
112年の歴史に幕
事務室はまだ作業をしているため明かりがついていますが
待合室等は真っ暗となり留萌駅112年の歴史に幕を閉じました
留萌本線廃止後の代替交通手段は
旭川~留萌間の既存バスが5本、旭川行き特急バスが1本
路線バスが走らない沼田~峠下間がデマンドタクシーになります
アクセス |
[留萌本線留萌駅] 【住所】北海道留萌市船場町2丁目 |
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