恵比島峠の麓にある峠下駅
沼田町と留萌市との境界となっている恵比島峠
その峠の麓にあるのが峠下駅
1989年まで峠下小学校もありましたが
現在の駅周辺は民家が数軒のみで
ほぼ利用者がいない山中の秘境駅です
留萌本線唯一の行き違い可能駅
何もない山中の駅なんですが
朝と日中の2本体制での運行時はここですれ違いが行われます
だいたい同じような両方向から入線しすぐに出発します
この路線ではタブレット交換とかはしていなかったようです
すれ違いは1日4回
留萌方面と深川方面両方向からやってくる
シャッターチャンスなので朝6時10分にもかからず
大勢の人が来ています
明るいうちに見られるのは6時10分と16時42分の2本だけですからね
すれ違いが見られたのは7本中4本でした
千鳥式のホーム
互いのホームは千鳥式に配置され
駅舎側ホーム西側と対向側ホーム東側を結んだ構内踏切で連絡した峠下駅
駅舎側が下り線(留萌方面)、対向側ホームが上り線(深川方面)でした
すれ違いと言いつつも少し離れた所に2つの列車は停車していました
同時に到着・発車
上下線とも同時に出発します
構内踏切もしまっているのでここで折り返すのは不可能でした
列車出発後に並んでいる光景が見られます
下の踏切近くならば目線の高さですれ違いが見られるので
上と下と多くのカメラマンがいました
斜面に沢山の人が
上から撮る写真どこからか撮影しているのかずっと謎だったんですが
最終日に行ったら山の斜面に人が沢山
あっさり撮影スポットの謎が解けました
雪で踏み固められていたため難なく上へと行けましたが
冬以外だと行くのが難しそうな感じがするところです
地域住民のお見送り
最終列車ではなく日中運行の列車で
地域住民によるお見送りがありました
かつて峠下地区には豊平炭鉱があり
ここの住民が利用していたんでしょうが現在はわずか数世帯だけです
地域住民も高齢化していますが家から駅までが遠く
ほとんど列車は利用していなかったんでしょうね
路線バスが近くを走る
民家が少ない山奥にある峠下駅ですが
直ぐ近くに国道233号線があり旭川と留萌を結ぶ路線バスが走っているため
沼田町内の恵比島と真布よりは交通の便がいい所にあります
路線バスが走らない恵比島から峠下の間はデマンドタクシーになるようですが
峠下から沼田の方へ行く人はほぼ皆無なので利用者が少なそう
最終運行日は多くの人でにぎわった
炭鉱が閉山してからはこんなに人がいるのが皆無だった峠下駅
最終日にとても賑わっていました
ここから10kmほど離れた所にあった豊平炭鉱
学校などもありましたが現在はすべての建物が無くなり
遺構は全くなく人も住んでいない原野と化しています
道は残っていますが冬季は除雪もしていないので通行止めになっています
アクセス |
[峠下駅] 【住所】北海道留萌市留萌村 |
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