千歳市の秘湯

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千歳市の市街地から長沼町方向へ車で20分
創業は明治36年と歴史のある松原温泉旅館
かつては湯治の場として栄えた老舗温泉旅館ですが
あまり民家のないところにぽつんとあるため秘湯のような雰囲気があります
美人の湯として名高い成分の腐敗質(モール)の含有量が
非常に多く泉質のいいお湯ということで温泉好きには人気なところです

泉質抜群で通に人気

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大都市にあるような温泉施設に慣れている方だと
あまりの小ささと泉質の為やや色がついてしまっている壁が印象悪いようですが
ここは設備の綺麗さというよりも泉質を重視する人が訪れるべきところです
日中は利用者が多いですが20時過ぎに行くとほとんど人がいないため
のんびりとつかりたい人は夜遅くいくこともお勧めします
以前は素泊まりの旅館もやっていましたが現在は日帰り入浴のみとなっています

浴場は小さめ

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現在の建物は1981年(昭和56年)に建てられたものの為
設備はかなり古臭い感じする昭和レトロ感あふれる温泉です
浴場自体もかなり小さく数名入ったら満員になってしまいますが
重曹泉と弱塩泉2種類の泉質を楽しむことができます
モールの含有量が高いということもあり
お湯の色はコーヒー並みに真っ黒なのが特徴的で
ぬめりもあって気持ちがよく肌がすべすべとなるお湯です

モールの含有量が多い

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モール泉といえば十勝地方の十勝川温泉が有名ですが
モールの含有量は松原温泉の方がはるかに高いです
浴槽は小さいですが源泉かけ流しのお湯が沢山注がれています
ただお湯が結構熱めかつ内湯しかないため
すぐにのぼせてしまうため長湯はなかなか厳しい感じです

飲泉もできる

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もう一つある弱塩泉の方が若干温度がぬるめです
こちらもモール成分が含まれているのかやや黒めのお湯で
どちらのお湯も飲泉用の蛇口があり飲泉も可能です
飲泉といってもたいてい硫黄臭かったり鉄臭かったりと
なかなか飲みづらいところが多いですが
ここのは特に癖もなく飲みやすくなっています

車でのアクセスはいい

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千歳市といってもほぼ長沼町との市境にある松原温泉
公共交通機関の場合は千歳市側からのルートがないため
長沼町のデマンド交通を利用して町境のあたりから歩きとなりますが
20分もかからないため一応車以外でも行くことは可能です
北海道の空の玄関口千歳市にあるやや秘湯感のある松原温泉
空港からつながる高規格道路のインターもすぐそばにあるため
車ならば空港からのアクセスも容易なモール泉が楽しめる温泉ですよ

アクセス

[松原温泉]
【住所】北海道千歳市泉郷708
【アクセス】JR北広島駅からJR北海道バス「ながぬま温泉」行に乗車し、役場前で長沼町デマンドバス南長沼線にのりかえ
遠軽団地で下車(予約制平日・土曜日4本、日曜祝日2本)
【営業時間】10:00~21:30
【入浴料】600円