首都圏近郊で走るSL

P1350651_R
関東地方でSLの運行が行われているのは
秩父鉄道のパレオエクスプレス
東武鬼怒川線のSL大樹
真岡鉄道のSLもおかの3種類あります
その中でも真岡鉄道は首都圏から近く
土日祝日を中心に通年で運行している為訪れやすくなっています

土日祝日を中心に1日1往復

P1350587_R
SLもおかは下館から茂木の間を1日1往復しており
茂木まで1時間30分ほどかけてゆっくりと進みます(普通列車だと1時間10分)
下館発は午前中、茂木発は午後となっていますが
途中の真岡発は15時30分なので近隣の町を観光した後に
真岡からSLに乗車することもできます
今回は関東鉄道常総線沿線を観光してから15時30分のSLに乗車します

SLをモチーフにした駅舎

P1350591_R
下館から20分程度で真岡駅に到着
綿の工業都市として栄えたところで
人口7万6000人ほどの真岡鉄道の中心都市です
真岡鉄道の本社があるところでSLを模した立派な駅舎があります
駅近くにはSL博物館もあります

無料のSL資料館が併設

P1350619_R
SLキューロク館は無料の施設で
大正時代に製造された9600型蒸気機関車が展示されています
この車両は昭和51年まで北海道で活躍していたようで
長らく市内の公園に展示されていましたが
2013年にキューロク館に移設し圧縮空気で自走できるように整備されました
土日祝日の1日1組限定で運転台に乗って汽笛を鳴らすこともできるようです

月数回動態保存している

P1350612_R
昭和初期に製造されたD51は実際に動く場面も見ることができます
こちらも圧縮空気で自走できるように整備されており
敷地内の線路を30mほど進みます
毎日ではなく月数回(主に土日祝日)だけなので
動いている状態を見たい人はキューロク館のHPで
運行日を確認しておいた方がよいかと思います
有料ですが先着順で運転席に乗る体験もできますよ

焼きそばと餃子は栃木のソウルフード

P1350600
真岡市名物はいちごのようですが
ご当地料理といったものは特にないようですが
栃木といえば餃子と焼きそばが有名です
真岡市内にコスパが非常にいい餃子と焼きそばの店があるようなので
ランチはそちらへ向かいたいと思います
真岡駅と北真岡駅の間くらいにお店があり
駅から徒歩15分ほどのところにあります

コスパ最強

DSC_4167
そのお店が立花屋
老夫婦二人で切り盛りしているお店ですが
値段が非常に安いということもあり
お昼時は非常に混んでおり1時間以上は待つ覚悟が必要です
14時までですが途中で売り切れて終了することもあるので
遅くても12時頃に行くことをお勧めします

もちもち手作り餃子

DSC_4171
餃子と玉子焼きそばの両方を注文しました
手作りの皮はもちもちで
餃子自体も普通のお店の1.5倍くらいあるボリューミーな感じです
これで350円は値段バグっています
焼きそばもソースの味が濃くてGood!
真岡駅前には宇都宮餃子のみんみんがありますが
みんみんより断然美味しいので真岡へ来た際にはぜひとも立花屋へ

マンホールカード配布

P1350624_R
立花屋のすぐ近くにある久保記念観光文化交流館では
真岡市のマンホールカードを配布しています
久保邸という昔の旧家を一般開放し見学できるようになっています
同じ敷地内に土産店、正面には機織の行程見学ができる木綿会館もあり
真岡市の観光拠点となっています

芳賀氏の居城跡

P1350629_R
町の中心部ではかつてこのあたりを治めていた芳賀氏の居城
芳賀城跡もあります
城跡は真岡小学校と城山公園のエリアに分かれており
城山公園は一般開放されている為誰でも自由に入ることができます
少し高台になっているため真岡の街並みを見ることができます
地元では初日の出のスポットにもなっているようですよ

果物屋が営むかき氷店

P1350630_R
デザートに果物屋が営業しているかき氷店へ
かき氷は夏限定で松月氷室の天然氷を使ったこだわりよう
シロップは手作りでとちおとめ、メロン、ゴールデンキウイなど
果物屋ならではのラインナップです

生の果物をつかったシロップ

P1350632_R
色々とあって迷ってしまいますが
せっかく栃木県へ来たので名産のとちおとめで
生の果肉を使ったシロップなので甘すぎずさっぱりとした味わい
天然氷を使ったふわふわ氷の為
キーンと頭も痛くなることもなく美味しくいただけました

真岡鉄道の撮影スポット

P1350645_R
かき氷店のすぐ横が真岡鉄道の撮影スポット
北真岡へ向けてカーブとなっている箇所で
住宅街をすり抜けながらやってくるSLが見られます
ほぼ毎週末運行しているSLなので
あまり物珍しさもないのか撮り鉄一人もいませんでした

空席があれば当日でも購入可能

P1350664_R
SLは真岡駅で10分ほど停車します
ここから急げは数分で到着できるので
健脚な人ならば問題なく真岡からSLに乗車できます
長期連休とかならば混みあいますが普通の土日ならばそこまで混んでなく
当日でも難なくSL整理券の購入が可能です
常総線真岡鉄道共通1日きっぷでも運賃が適用となる為
SL整理券を購入すればSLに乗ることができますよ

石炭で動く

P1350679_R
キューロク館は圧縮空気による自走でしたが
SL真岡は石炭を燃料にして走る昔ながらの機関車です
もくもくと黒い煙を上げ汽笛を鳴らしながら走る蒸気機関車は
昭和40年代までは各地で見られた光景でした
黒い煙が煤をばらまくため近隣住民に迷惑ということで
姿を消し今では限られたところでしか見られなくなりました

ディーゼル機関車で真岡へ

P1350688_R
真岡からなのであっさりと下館に到着
大半の人はここから常総線や水戸線に乗車して
首都圏へと帰っていきますが
SLを真岡までディーゼル機関車で牽引して真岡まで戻る
普通列車として乗車料金のみで乗ることができます
下館駅ではディーゼル機関車を連結する作業を見ることができます
これもなかなかレアな光景です

SLもおかで整理券なしで乗車できる

P1350708_R
普通車扱いとなるSLもおか
動力はディーゼル機関車ですが後ろにSLが付いている為
機関車とSL両方を取ることができます
メインはディーゼル車なので黒煙を吐くことはありませんが
SLが線路を走っている様子は沿道から見ることができます

現役の転車台

P1350729_R
真岡駅で何度か切り返しながら転車台へとやってきます
釧網線には転車台がないため釧路方面へ戻りSLは
逆向きになってしまいますが真岡鉄道は
転車台も現役で作業している様子も見ることができます
これも珍しいと思うんですが見学者は地元の親子連れが1組いただけで
だれも見学していませんでした

連休以外は意外と空いている

P1350743_R
首都圏から近いSLの地なので
かなり混んでいると思っていたんですが
連休でもない普通の土日だとそこまで人は多くないようです
下館まではJRのホリデー切符もあるため
首都圏からお手軽に行くことができます
ただ真岡鉄道単体のフリー切符がないため
色々乗り降りしたい人は常総線とのフリー切符がお勧めですね

アクセス

[真岡鉄道]
【運行本数】1時間に1~2本
【SL】
・下館10:35→真岡11:03/11:13→益子11:34→茂木12:06
・茂木14:28→益子15:03→真岡15:21/15:30→下館15:58
【お得な乗車券】
・常総線真岡鉄道共通一日自由切符2300円
※真岡鉄道は益子まで SLは別途500円の整理券が必要


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログへ
にほんブログ村