秘湯として人気があった

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かつて秘湯の宿として温泉ファンに人気があった新見温泉
利用者の減少と後継者がいないなどの理由で
2016年3月末で閉館となりましたが
その後札幌の会社によって再開され一安心と思ったのも束の間で
再開から半年後に改修により休業
その後再開されることなく建物が崩壊し完全に廃業となり
2020年ごろに建物も撤去され何もなくなってしまいました

明治時代に開湯

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明治時代に新見直太朗氏によって発見された新見温泉
その後新見家によって新見温泉ホテルと新見本館
二つの温泉宿を営んでいました
どちらも日帰り入浴を行っており
源泉かけ流しの極上の温泉に入れたようで
ライダーや温泉ファンには人気の高い温泉でした

改修されることなく廃業

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建物を改修するという話でしたが結局再開されることなく
建物も崩壊しすべて撤去されてしまいましたが
基礎や浴槽跡などはすべて残っています
かつての第一浴室だったところも瓦礫で埋もれていますが健在です
ここには露天風呂はなかったですが
打たせ湯、超音波風呂、天然蒸気風呂がありました

今もお湯が出続けている

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近くにはまだお湯が出続けているパイプがあります
触ってみるとかなり熱いので
これを直接汲んで浴槽に貯めただけだと入浴は厳しそうです
ここは水量が少ないですが奥の方へ行くと
もっとあふれんばかりにお湯が出続けています

湯量豊富だが熱い

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今もたっぷりとお湯が出ています
水路のようになっている所は
かろうじて綺麗なので足湯ができそうですが
お湯の温度がかなり高いので
このお湯に直接つかるというのは危険です

温泉が流れる水路

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水路のようになっており流れています
最奥のほうまで行くとある程度温度も下がり
適温な感じにはなって入れそうに思えますが…

管理されていないため入れる状態ではない

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下流の方は藻が浮いており
かなり汚いので入ることはできません
だれも管理しなくなって放置されているので
仕方がないですね

かつての第二浴場

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露天風呂のあった第二浴場
数年前まではここの湯船にお湯が流れており
比較的綺麗だったため入る人もいたようですが
現在はお湯は注がれておらず水だけが溜まっています

混浴の露天風呂があった

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混浴だった露天風呂も池になってしまっています
基礎と浴槽の形とお湯は今も出続けているので
一から温泉を掘りだすより費用が掛からなそうな気もしますが
昨今次々と開発しているニセコ地区
ここもうまく再利用はできないんでしょうかね

いつの日か復活してほしい名湯

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ロケーションもよく紅葉も綺麗です
秘湯といいつつも道はしっかりとした道路だし
蘭越駅から11kmほどの距離
歩くには遠いですが車ならば20分もかからないので
アクセスもそこまで悪くありません

アクセス

[新見温泉跡]
【住所】北海道磯谷群蘭越町新見
【アクセス】公共交通機関はありません
※JR蘭越駅から11km徒歩2時間50分


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