
福島県と関東地方をつなぐ路線は
東北本線と常磐線のほかもう一つあります
それが郡山から水戸までを結ぶ水郡線
本数は少なく郡山発は午前中3本しかなく
日中は4時間以上間が空く時間もあるローカル線です

水戸まで3時間ほどかかる水郡線
郡山始発は6時6分
冬なので郡山を出たときは真っ暗でしたが
磐城浅川あたりで日の出となりました
山間部の路線なので日の出はかなり遅いです

本来は途中の野上原駅で下車して道の駅へ行く予定でしたが
駅から徒歩30分以上かかるため疲れていたのでやめました
郡山から3時間近くかかって到着した上菅谷駅は茨城県那珂市
あっさりと茨城県内へとやってきました

上菅谷駅から徒歩数分のところにある那珂市曲がり屋
昔の民家をこの地に移した資料館的なスポット
内部を無料で見学できマンホールカードが貰えます
桃の節句にはひな人形、端午の節句にはこいのぼりと
季節のイベントを行うようですが
この日は特に何もやっていませんでした

目の前にある一ノ関池は水鳥の休憩地となっているのか
それほど大きな池でもないのに白鳥がたくさんいて
なかなか見ごたえのある池でした

水郡線は90周年を迎えたようで専用のラッピングカーがやってきました
沿線には袋田の滝など観光地もありましたが
今回はすべてすっ飛ばして那珂市までやってきたため
途中駅は一切見ることはなかったです

上菅谷までは郡山方面と常陸太田方面二つの路線来ています
もう一つの終点となっている常陸太田へ
2005年まで日立電鉄という私鉄も走っていたようですが
現在は廃止となりかつての駅前はドラッグストアに変わり
鉄道が走っていた形跡は一切なくなっています
駅周辺には特に見どころもないため折り返しの列車で水戸へと向かいます
アクセス |
[那珂市曲がり屋] 【住所】茨城県那珂市菅谷4520‐1 【アクセス】JR水郡線上菅谷駅で下車 【営業時間】9:00~16:30 【定休日】年末年始 |

水戸で乗り換えてやってきたのは石岡市
駅にあるポスターでみて気になったイルミネーション
ここで2枚のマンホールカードを入手できます
あまり観光地でないのか駅前はひっそりとしています

茨城県の県庁所在地といえば水戸市ですが
ここ石岡市にはかつて国府があり
7世紀末から11世紀までの300年間
国の中枢として栄えていたようで
その遺跡はなんと小学校の校庭の下に眠っているそうです

関東大震災時に復興時期に建てられた昭和初期に見られた看板建築
木造2階建ての店舗兼住宅で建物の前面を垂直に立ちあげ
モルタルや銅板、タイルなどで洋風のデザイン装飾を施した建物が
国府近くに多く残っています
川越みたいな観光地化していないため殆ど人もいなくていい感じでした
アクセス |
[石岡の看板建築群] 【住所】茨城県石岡市国府3-4-21 【アクセス】JR常磐線石岡駅で下車 |

西口にあったバスターミナルは
踏切を渡った駅の反対側に集約したそうです
かつて石岡から鉾田まで運行していた
鹿島鉄道線の跡地が利用して作られたようです
千歳へも就航している茨城空港への路線バスもここから出ています
ちょうど茨城空港行きのバスがやってきました

石岡駅を出るとすぐに鹿島鉄道廃線跡が見え
空港行きのバスは鹿島鉄道廃線跡を走っていくようで
廃線跡を走るバスも気になるところですが
今回は旧八郷町方面へ向かいます
この区間かつては普通の路線バスも運行していましたが
現在は土日祝日のみ運行する観光シャトルバス的なものだけとなりました

八郷地区へ向かう石岡やさと観光周遊バス
運賃は普通のバスなので八郷地区まで行くと650円以上かかりますが
1000円の1日乗車券を販売しており
イルミネーションを開催するいばらきフラワーパークも割引になる
とってもありがたい切符もあります
フリーパスなので元小学校を利用した八郷蒸留所へとやってきました

1823年茨城県那珂市に創業した「木内酒造」
清酒「菊盛」やクラフトビール「常陸ネストビール」などを
製造する歴史ある茨城県の酒造メーカー
筑波山の良質な湧き水を使用し
茨城県産の大麦と小麦、米を原料にした
地元産ウイスキー「日の丸ウイスキー」を蒸溜しています

八郷蒸留所からフラワーパークは1kmちょっとなので
それほど遠くないので歩いてフラワーパークへとやってきました
本州とはいえ流石に冬は寒いため花もあまり咲いてなく
ちょっとだけ咲いていたのはビオラだけ
殆ど花も咲いていないのに結構いい値段しますが
出入り自由で昼も夜も1枚の入場券で済むのはいいですね

フラワーパーク結構広くちょっとした山みたいになっています
奥の方に行くと花園はほとんどなく
ちょっとした遊具と展望台なんかがあります

展望台に上ると目の前に筑波山
位置関係がイマイチよくわかっていなかったですが
この辺って筑波山が近いようで車ならばすぐっぽいです
茨城県内もかなり路線バスが縮小しているので
車がないといろいろ行きにくく厄介な県ですね

結構高い位置にある展望台
周りの田園風景が結構綺麗です
この展望台付近には宿泊できるロッジがあり
夜は星空とかも楽しめるようでよさそうですね

夜まで時間があるのでバスに乗って温泉へ
北海道と違って気軽に温泉へ入りづらい関東地方
旧八郷町には温泉がありましたが
露天と内湯とサウナだけとそれほど大きくない施設なのに
入浴料が1160円と恐ろしく高いのは関東だから仕方ないのかな

暗くなってきたのでフラワーパークへと戻ってきました
昼間はほとんど人がいなかったですが
暗くなると結構人が増えてきましたが
お隣の県のイルミネーションと比べると少ない感じですね

結構広いいばらきフラワーパーク
名前も似ているし足利のような立派なイルミネーションを期待していましたが
基本的にライトの色が一色だけなので
華やかさがちょっと足りない感じでした

規模はそこそこで斜面を利用した
綺麗なイルミネーションが施されていますが
園内全域で行われていないため規模は小さく
ここで2時間もいないといけないのが結構きつかったです
暖かいと思っていましたが夜なので結構寒くてびっくりでした

バスの割引券を使用したので1000円以下では入場できましたが
この規模で1200円はちょっと高いかな
広い敷地と斜面を活かせば
もっと見ごたえあるものになりそうなんですが
やや残念な印象が残ったイルミネーションでした
アクセス |
[いばらきフラワーパーク] 【住所】茨城県石岡市下青柳200 【アクセス】JR常磐線石岡駅で下車 【営業時間】9:00~20:30 |

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